中国での労働問題

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 広東省にある台湾のフォックスコンの工場で連続自殺が起きているというニュース。
今年に入って5月31日にまでに10人が自殺で死亡しているとのこと(自殺を試みたのは13人)。
フォックスコンとは、世界最大のEMS(電子機器の受託製造サービス)企業であり、45万人がその工場で働いているとのこと。
この工場の規模感からすると、自殺者の比率でみればそれほど多くはないのかもしれませんが、
問題はもっと根深いようです。
中国各地で最低賃金の値上げが実施され、生産性向上が急務となっている現実があります。
人件費が上がれば当然そのコストを吸収するために生産性を上げざるを得なく、
その結果、労働者への管理が過度に強化されていきます。
各メーカーは安い人件費を求めて中国に工場を建設し、
中国人労働者に長時間労働を強いて低コスト大量生産を図ってきましたが、
このような問題が多方面で表面化し、労働法制の強化にまで発展することになれば、
工場運営のコスト構造が一変しかねません。
中国でのモノづくりの構造を変える転換期が近づいているようです。





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このページは、明治通り税理士法人が2010年6月 9日 08:39に書いたブログ記事です。

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